意思決定支援
患者さん一人ひとりの多様な価値観を尊重し、 患者さんにとって最善の医療・ケアを受けられるよう、 医療・ケアチームの一員として意思決定を支援します。
社会福祉の専門的な知識と技術を生かし、 患者さんやご家族が抱える療養上のさまざまな課題の解決を支援する専門職です。
医療ソーシャルワーカーは、医療機関などにおいて、 社会福祉の立場から、患者さんやご家族の心理的・社会的・経済的な課題を把握し、その解決に向けた調整や支援 を行います。
入院・外来・在宅といった療養の場所を問わず、患者さんの傷病や障害の状態、 これまでの生活歴や生活環境などを包括的に捉え、医療・ケアに関わる多職種や 地域の関係機関と連携しながら支援を行います。
課題が生じてから対応するだけではなく、早期から必要な情報を集め、 今後生じる可能性のある課題を予測し、予防的・計画的に支援することも 医療ソーシャルワーカーの重要な役割です。
新しい「医療ソーシャルワーカー業務指針」では、 次の8つが主な業務として示されています。
患者さんの価値観や希望を尊重しながら、療養生活から社会生活までを幅広く支援します。
患者さん一人ひとりの多様な価値観を尊重し、 患者さんにとって最善の医療・ケアを受けられるよう、 医療・ケアチームの一員として意思決定を支援します。
病気やけが、療養生活によって生じる不安、孤立、家族関係などの 心理的・社会的課題を予測し、安心して療養生活を送れるよう支援します。
入退院や施設への入退所、在宅療養など、療養環境の変化に伴って生じる 心理的・社会的・経済的課題を把握し、必要なサービスや関係機関との調整を行います。
患者さんが治療を継続しながら、仕事、学業、育児、介護などの 社会生活と治療を両立し、社会参加を続けられるよう支援します。
患者さんが自身の意思に基づいて治療を選択し、 適切な医療を受けられるよう、受診や治療に関する情報提供、 課題の整理、多職種との調整などを行います。
医療費や生活費などについて、現在生活に困っている方だけでなく、 今後困窮する可能性のある患者さんやご家族に対し、 活用できる制度や行政サービスなどを案内します。
個別の支援を通して把握した共通の課題を組織内で共有し、 支援体制や業務の改善・標準化を進めます。 また、医療・ケアチームの中で専門性を発揮します。
患者さんやご家族の多様なニーズに対応するため、 地域の関係機関や関係職種と連携・協働し、 誰もが地域で共に暮らせる地域共生社会の実現に向けて活動します。
患者さんが人としての尊厳を保ち、自らの意思に基づいて 医療やケアを選択できるよう支援します。
病気や障害だけでなく、生活歴、家族関係、仕事、経済状況、 地域とのつながりなどを含めて支援を考えます。
課題が深刻になってから対応するのではなく、 早期から情報を収集し、今後生じる課題を予測して支援します。
医師、看護師、リハビリテーション専門職、介護・福祉関係者、 行政機関などと連携し、切れ目のない支援を行います。
令和8年3月13日付け医政発0313第4号
『医療ソーシャルワーカー業務指針』をもとに要約